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アマティ社 ロバート・E・リー(#1439)

1807年にロバート・フルトンの『クラーモント号』がハドソン河で蒸気船による営業運航に成功すると、
これに刺激されてアメリカ各地の河川では蒸気船による交通が急速に発達しました。その中でも、ミシシッピー河の航路に就航した“舷側外輪タイプ”の客船は大型化して、特に一等船室はさながら浮かぶホテルのような造りとサービスを競いました。一等船客のために賭博もできる娯楽室や豪華なサロンもありました。船旅の重要なエンターテイメントとしてサロンでは毎晩華やかなショーも繰り広げられたことから、19世紀中頃のミシシッピー河などの豪華外輪船は別名“ショーボート”とも呼ばれ、アメリカ合衆国の興隆期の文化を象徴するもののひとつとして、多くの文学作品や映画の舞台となっています。ミシシッピー河の航路では、河口のニューオーリンズから上流のセントルイスまでの1100kmを上りと下りでは多少違いがあるものの、途中の町に寄りながら90時間で結んでいました。真っ白に塗られて豪華な装飾を施されていたため、「デコレーションケーキのような…」と形容された数多くの船が行き交った訳ですが、昼は煙突から盛大に上がる黒煙、夜になると煙突から上がる火炎が平原の彼方からも良く見えたとの記録が残っています。
『ロバート・E・リー』は1866年に建造され、南軍の司令官として南部諸州の誇りだったリー将軍にちなんで命名されました。1870年の6月に行われたライバル会社の持ち船『ナッチェス号』とのセントルイス=ニューオリンズ間のスピードレースは全米の話題になり、このレースの勝者に賭ける賭け金が全国で100万ドルを超えたともいわれています。このリバーレースでは、『ロバート・E・リー』が勝ちましたが、二隻とも最大速度は20ノット(時速約37キロ)以上になったともいわれています。これは同時代の外洋客船の速度をはるかに超えたスピードでした。


アマティ社(#1439)外輪船『ロバート・E・リー』/(株)丸善通商 アマティ社 
外輪船 ロバート・E・リー(#1439)
価格(税込) : 72,600円
個数 :
スケール 1:50 全長60cm
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